みなさんこんにちは!
夏のような暑い日が続き、季節の移ろいを感じますね。
このような季節の変わり目には、更年期の症状がひどくなると言われています。
更年期の症状だと、イライラしたり疲れやすくなる、そんなイメージがありますが、お口の中でも気づかぬうちに症状が進行している場合があります。
こんな症状はありませんか?👇
・水を飲んでもすぐ喉や口が渇く
・口臭が気になるようになった
・口の中がネバネバする
・食べ物が飲み込みにくい
・しゃべりにくくなった
・歯磨きしているのに虫歯が多くなった
いくつか当てはまる方は、【ドライマウス】の可能性があります。今回は、口や喉が渇く【ドライマウス】についてご紹介させてください。
唾液の役割
【ドライマウス】の原因は、主に唾液の減少です。実は唾液は私たちの口の中でさまざまな役割を担っています。
・食べ物を飲み込みやすくする
唾液に含まれるムチンという成分が咀嚼をスムーズにして飲み込みやすくなります。
・歯を再石灰化させる
唾液に含まれる成分、カルシウムイオン、リン酸イオンが歯のエナメル質を再生することで、虫歯になりにくくなります。
・抗菌作用
抗菌作用により、口腔内の細菌の増殖を抑えます。
・口腔環境を整える
食事をすることで、酸性・アルカリ性に傾いた口腔内を中性に戻します。
・味を感じやすくする
唾液が食べ物を分解することで、味覚を感じる味蕾(みらい)へ届ける役割があります。
・自浄作用
残った食べカスを洗い流して口の中を清潔に保つ作用があります。
この唾液の分泌量が減ることで、細菌の活動が活発になり口臭や虫歯など口腔内のトラブルが発生します。
唾液量の減少から起こる、お口のトラブル
・口臭がひどくなる
細菌の活動でガスが発生することにより、口臭がするようになります。また、虫歯や歯周病になっている場合、とくにひどくなります。
・虫歯が増える
唾液による自浄作用や歯の再石灰化が弱まることで、細菌が歯を溶かし虫歯になりやすくなります。
・歯周病のリスクが増える
唾液の自浄作用と抗菌作用が弱まることで、歯茎に炎症が起きやすくなり、また免疫力が落ちることで歯周病の症状が進みやすくなります。
ドライマウス対策
・よく噛む
よく噛むことで、唾液腺から唾液が出て食べ物も飲み込みやすくなります。
・ストレスをなくす
自律神経のバランスはストレスでも崩れます。
ストレスを感じたら溜め込まず発散させましょう。
・唾液の分泌を促す
唾液腺をマッサージすることで、唾液の分泌を促しましょう。
梅干しやレモンのほか、すっぱい食べ物を想像しながらすると唾液が出やすくなりますよ。簡単なのでお試しください。
最後に
ドライマウスかも…と思い当たる方、唾液の減少には様々な原因がありますので、お一人で悩まずにお気軽に歯科医院へご相談ください。もしかしたら、唾液の減少の影響で虫歯や歯周病が進んでいるかもしれません。
気づかないうちに進む口腔環境の悪化を防ぐには、日頃のメインテナンスが欠かせません。
当院では、【予防】を重要視しており、さまざまな歯のトラブルが起こらないように健康な口腔環境を維持する【予防中心型の歯科医療】を行っています。
歯のメインテナンスについてくわしくはこちら>>>https://kasuga.three.or.jp/menu/preventive/
(唾液マッサージについて…『nico』2021年6月号参照)
WEBから24時間いつでもご予約可能です📱
https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/47d35c4aef318790f6fbf460a79e3996/reservations
Instagram🌼
https://www.instagram.com/kasuga_three_dc/