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2025.01.30

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すきっ歯の治し方|原因と6つの治療法


ブログ記事をお読みいただいてありがとうございます。春日市の歯医者【THREE歯科・矯正歯科】スタッフです。フランスでは、「幸運の歯」とも呼ばれているすきっ歯。しかし、放置しているとすきっ歯は歯周病や噛み合わせ悪化の原因になります。今回は、すきっ歯が気になる方、すきっ歯を治したい方向けにその原因と治療法について、くわしく解説していきます。
 

すきっ歯とは?

すきっ歯とは、虫歯などが原因ではなく、生まれつきや、その他の理由で、歯と歯の間にすき間がある状態のことをいいます。専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」とも呼ばれます。特に前歯に多く見られる症状で、笑った時に目立つため、見た目を気にされる方が多いです。また、息が漏れたり、発音がしにくかったりするなどの機能的な問題が生じる場合もあります。
 

子供のすきっ歯と大人のすきっ歯の違い

 

大人のすきっ歯と子供のすきっ歯には原因や治療のアプローチに違いがあります。小学生低学年など、子供のすきっ歯は、乳歯列期や混合歯列期に見られることが一般的で、永久歯が生え揃うことで自然に改善する場合が多いです。この現象は「生理的空隙」と呼ばれ、正常な発育の一環と考えられます。しかし、指しゃぶりや舌の癖などの悪習癖が原因となる場合、矯正治療が必要になることもあります。
一方、大人のすきっ歯は、歯の欠損、歯周病による歯槽骨の吸収、加齢による歯の移動、遺伝的要因などが原因となることが多いです。大人の場合、自然に治ることは期待できないため、矯正治療やセラミック治療、ダイレクトボンディングなどの方法で隙間を閉じる必要があります。治療は原因を特定し、審美的・機能的なバランスを考慮して選択することが重要です。
 

歯石を取ったらすきっ歯になった!

歯石除去後に歯と歯の間にすき間ができるのは、歯石を削ったためではありません。長期間にわたって付着した大量の歯石が歯ぐきに炎症を引き起こし腫れていた場合、歯石を取り除くことで歯ぐきが健康的に引き締まり、その結果として隙間が目立つことがあります。特に歯周病が進行している場合、歯石が歯ぐきや骨を圧迫していたため、除去後にその部分が露出するのです。このすき間は通常、2~3日で歯ぐきが引き締まり改善します。また、歯ぐきが引き締まることで歯周ポケットが浅くなり、歯周病菌が繁殖しにくい健康な環境が整います。継続的なメンテナンスを行うことで、この健康状態を保つことが可能です。
 

すきっ歯になる原因

 
すきっ歯になる原因は、大きく分けて先天的なものと後天的なものがあります。
 

先天的な原因

 
歯が小さい
生まれつき歯のサイズが小さいと、歯と歯の間にすき間ができやすくなります。
 
歯の数が少ない
生まれつき永久歯の数が少ない、または歯があっても生えてこない場合も、すきっ歯の原因となります。
 
顎のサイズが大きい
歯の大きさや本数が正常でも、顎が大きく歯が並ぶスペースに余裕がある場合、すきっ歯になることがあります。
 
過剰歯
歯の数が多すぎる場合にも、すきっ歯になることがあります。特に、上の前歯の間に過剰歯がある場合、その歯に圧迫されて前歯の間隔が広がることがあります。
 
上唇小帯の異常
上唇の裏側から歯茎に伸びる上唇小帯が、通常よりも太く、長く発達している場合も、すきっ歯の原因になることがあります。
 
噛み合わせが深い
噛み合わせが深い(過蓋咬合)場合も、すきっ歯の原因となることがあります。

 

後天的な原因

 
舌の癖
飲み込む時に舌で歯を押す癖があると、すきっ歯や開咬になることがあります。
 
指しゃぶり
指しゃぶりの癖も、すきっ歯や開咬の原因となることがあります。
 
歯周病
歯周病が進行すると、歯を支える骨が吸収され、歯がグラグラになり、位置が変わりすき間ができることがあります。
 
歯ぎしり
歯ぎしりや食いしばりも、歯に力が加わり、歯が移動してすきっ歯になることがあります。
 
つまようじの誤使用
つまようじやデンタルフロスを歯の間に強く押し込むと、すき間が生じることがあります。
 
歯が欠ける
虫歯が進行して歯が欠けたり、硬いものにぶつかって歯が欠けた場合も、すきっ歯の原因になります。
 
矯正治療後の後戻り
矯正治療後に、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」によって、すきっ歯になることがあります。特に、矯正のために抜歯をした場合、後戻りが起こりやすい傾向があります。
 
奥歯の喪失
奥歯を失ったり、大きく欠けたまま放置すると、噛み合わせの力が前歯に負担をかけ、前歯が広がってしまうことがあります。

 

すきっ歯を放置することによる影響

 
すきっ歯を放置すると、以下のような影響があると考えられます。
 
見た目の印象の問題
特に前歯のすきっ歯がひどいと、笑った時に目立ち、コンプレックスの原因になることがあります。
 
発音の問題
歯と歯の間に隙間があると、空気が漏れて発音がしにくくなることがあります。
 
噛み合わせの問題
すきっ歯が原因で噛み合わせが悪くなり、顎関節症などを引き起こす可能性があります。
 
食べ物が挟まりやすい
すき間があると、食べ物が挟まりやすく、虫歯や歯周病のリスクを高める可能性があります。
 
心理的な影響
すきっ歯は、見た目に対するコンプレックスから、心理的なストレスにつながることがあります。
 

すきっ歯の治療法

 
すきっ歯の治療法には、様々な方法があります。当院では、患者様のすき間の状態や原因、ご希望に合わせて最適な治療法をご提案いたします。
 

ダイレクトボンディング


歯を削らずに、コンポジットレジンという歯科用プラスチックを直接歯に盛り付けてすきっ歯のすき間を埋める方法です。症例によっては最短1日で治すことが可能です。
 

メリット: 歯を削る量が少なく、治療期間が短く、比較的安価で済む。
デメリット: 経年劣化で変色したり、欠けたりする可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

ラミネートベニア


歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄いシェルを貼り付けてすき間を埋める方法です。
 

メリット: ダイレクトボンディングよりも、変色しにくく、見た目が美しい。
デメリット: 歯を少し削る必要があり、費用もダイレクトボンディングより高くなります。

 

クラウン(かぶせ物)


歯全体を削り、セラミックなどの被せ物を装着してすき間を埋める方法です。
 

メリット: すき間だけでなく、歯の形や色も同時に改善できる。
デメリット: 歯を大きく削る必要があり、神経を取る必要がある場合もある。

 

ワイヤー矯正

 

歯の表面または裏側に矯正装置を装着し、ワイヤーの力で歯を動かしてすき間を閉じる方法です。症例にもよりますが、軽度であればすきっ歯の前歯のみの部分矯正も可能です。
 

メリット: 歯を削らずに、すき間だけでなく、歯並びも同時に改善できる。
デメリット: 治療期間が長く、装置が目立つ。費用も高額。

 

マウスピース矯正

 

透明なマウスピース型の矯正装置を装着して、歯を動かしてすき間を閉じる方法です。当院ではインビザラインでの矯正となります。こちらも、症例にもよりますが、軽度であればすきっ歯の前歯のみの部分矯正も可能です。
 

メリット: 装置が目立ちにくく、取り外しが可能で、比較的痛みも少ない。
デメリット: 装着時間を守る必要があり、ワイヤー矯正に比べると治療期間が長くなる場合がある。費用も高額。

 

全顎矯正や包括的歯科治療

 

重度の歯周病や虫歯の後遺症で前歯が開いてしまった場合、まずは歯周病治療や奥歯の再構築を行う必要がある場合があります。
 

メリット: お口全体の健康状態を改善することができる。
デメリット: 治療期間が長くなる。

 

当院の治療へのこだわり

 
当院では、患者様のお口の状態をしっかりと把握し、それぞれの患者様に合ったオーダーメイドの治療計画をご提案することを大切にしています。
 

丁寧なカウンセリング
初診時には、患者様のお悩みやご希望をじっくりとお伺いし、治療法について丁寧に説明します。
マイクロスコープの使用
全ての治療ユニットにマイクロスコープを設置しており、精密な治療を行います。マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない細部まで確認できるため、より正確な診断と治療が可能になります。
豊富な経験と知識
複数の歯科医師が在籍しており、それぞれの専門性を活かして、患者様に最適な治療を提供します。また、当グループの理事長は日本顎咬合学会認定医の資格を取得しております。
予防歯科への注力
治療後のケアも重要と考え、歯科衛生士によるクリーニングやメンテナンスを行い、健康な状態を維持できるようサポートします。
痛みの少ない治療
患者様の負担を軽減するため、痛みの少ない治療を心がけています。

 

すきっ歯治療の流れ

 

初診相談
お口の状態や、すきっ歯のお悩みを伺い、治療の大まかな流れを説明します。
 
検査・前処置
治療に必要な検査を行い、必要に応じて歯周病治療などの前処置を行います。
 
無料カウンセリング
当院では患者さまにとって納得感のある治療ゴールを見つけるため、 “シェアドディシジョンメイキング(共同意思決定)”という意思決定プロセスを採用しています。こちらのカウンセリングは無料となります。
 
治療計画の立案
患者さまの思いとズレのない治療計画を立案します。
 
治療開始
患者様と相談の上、決定した治療計画に基づいて治療を開始します。
 
メインテナンス
治療後も、健康な状態を維持するために定期的なメンテナンスを行います。

 

最後に

 
すきっ歯は、適切な治療を行うことで、見た目だけでなく、機能的な問題も改善することができます。もし、すきっ歯でお悩みでしたら、一人で悩まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。当院は、患者様のお悩みに寄り添い、笑顔で毎日を過ごせるよう、精一杯サポートいたします。無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
 
 
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