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2024.11.12

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インプラント治療は早い方がいい?|30代・40代にもおすすめの理由


こんにちは、春日市の歯医者【THREE歯科・矯正歯科】スタッフです。
歯の根っこが折れるとほとんどの場合が抜歯になることをご存じですか?
歯を抜くことになると、部分入れ歯やブリッジ、インプラントの選択肢に直面することになるかと思います。しかし、これは高齢になった遠い未来のことではありません。虫歯で神経を抜いた歯はもろく、また歯軋りが原因で歯根が破折することは30代になると珍しいことではないんです。30代で抜歯後にどの治療を受けたら良いかの選択に悩む人も多くいます。
歯を失った場合、その後の生活の質を大きく左右するのが治療方法の選択です。中でもインプラントは、天然の歯に近い見た目と噛む力を実現する優れた治療法として多くの方に選ばれています。今回は、特に30代・40代の方にこそインプラントがおすすめなポイントをこのブログでご紹介できればと思います。

 

 

 

そもそも抜歯した後は放置じゃダメなの?

 
抜歯の後には必ず治療しないといけないのはなぜでしょうか?
抜歯後に治療を行わず放置すると、以下のような問題が発生するリスクがあります。
 

歯並びの乱れ

隣の歯が抜けた歯のスペースに倒れ込むことで、歯並びが悪くなります。
 

噛み合わせのズレ

上下の歯の噛み合わせがずれ、噛む力が均等にかからなくなります。
 

顎の骨が痩せる

歯を失った部分の顎の骨が次第に吸収され、骨が痩せてしまいます。
 

周囲の歯への負担

隣接する歯に過剰な力がかかり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
 

食事や発音の困難

失った歯の影響で噛む力が弱まり、食事や発音に支障をきたすことがあります。
 
抜歯後は残った歯全体に影響が出ます。放置せず、早めに適切な治療を受けることで、これらのリスクを未然に防ぐことが可能です。
 

 

若い世代にインプラントがおすすめな理由その1|顎の骨の状態が良い

 
インプラント治療はご高齢の方がするイメージがありますが、若い世代にすすめたい理由は、顎の骨が関係しています。
骨の密度が高く、インプラントの骨への定着が理想的と言えます。ご高齢の方と比べて治療後の安定性が期待できるため、長期間にわたり快適に使用できます。
また、歯を失うと顎の骨が徐々に痩せていく傾向がありますが、インプラントはこの骨の萎縮を防ぐ効果もあります。そのため、早めの治療が、将来的な口腔内の健康を守るうえで非常に重要です。
 


 

顎の骨が溶けるとどうなる?

 
顎の骨が溶ける(骨吸収)が進行すると、さまざまな問題が発生します。
 

健康な残りの歯を失う

骨が支えられなくなることで、健康な歯も抜け落ちる可能性があります。
 

顔が変形していく

骨が萎縮することで、顔全体が老けた印象になりやすくなります。
 

噛む力が弱くなる

噛む力が弱まり、食事を十分に楽しめなくなります。
 

炎症が起こりやすくなる

骨が減少した部分に細菌がたまりやすくなり、炎症が起こりやすくなります。
 

 
 

 

若い世代にインプラントがおすすめな理由その2|噛む力

 
インプラントは顎の骨に直接固定されているため、噛む力は天然歯とほぼ同等の約90%を実現します。【第二の永久歯】とも呼ばれています。一方で、ブリッジは約60%、入れ歯は30%〜40%に留まります。
噛む力は、食べる物に制限がかかります。食事は生きる為に必要ですが、それ以外にも、美味しい食事をすることは人生の楽しみの一つです。しっかりと残っている歯を大切にし、また、失った箇所はしっかりと噛めるようにしましょう。
 

 

若い世代にインプラントがおすすめな理由その3|残存歯への影響

 
ブリッジや部分入れ歯では、隣接する健康な歯に負担がかかります。特にブリッジは土台として両隣の歯を削る必要があり、抜歯で歯を失った上に追加で2本の歯の寿命を縮めるリスクがあります。また、8年以内に50%の割合で破損や不具合が起こるとされ、若い世代であるほどそのリスクは大きいと言えます。
一方、インプラントは隣接する歯を削らずに済むため、健康な歯を長持ちさせることができます。破損率も10年後で5%ほどと言われています。

 

若い世代にインプラントがおすすめな理由その4|見た目の自然さ

インプラントは埋め込まれた人工歯根の上に歯を装着するため、外見ではほとんど天然歯と区別がつきません。また、入れ歯やブリッジのように金属部分が見えることもありません。
 

 

インプラントの寿命について

 
若いうちにインプラントをするとなると、気になるのはその寿命。
一般的にインプラントの寿命は10~15年と言われていますが、正しいケアを行えばそれ以上、さらに適切なメンテナンスを続けることで生涯使用できる可能性があります。これに対して、入れ歯は平均4年、ブリッジは平均8年で作り直しが必要となる場合が多いです。
 

インプラントを長持ちさせるためのポイント

– 定期的な歯科医院でのメンテナンス
– 歯周病予防のための適切なケア
– フロスや水流タイプの清掃器具の使用

 

 

インプラントのデメリット

 
インプラント治療は優れた選択肢ですが、いくつかのデメリットも存在します。まず、治療費が高額で保険適用外となるため、1本あたり約40万円以上の費用がかかる場合があります。また、外科的手術が必要なため、痛みや腫れ、術後のリスクが伴うことがあります。さらに、メンテナンスなどのケアを怠ると「インプラント周囲炎」などの病気につながる可能性があります。
しかし、これらは、インプラントの寿命のところでも触れたように、適切なケアと信頼できる歯科医院を選ぶことで軽減できます。治療費も医療費控除の申請で負担を減らすことが可能です。また、術後のメンテナンスを定期的に行えば、インプラント周囲炎などの病気を予防し、インプラントは20年以上快適に使用できるため、長期的に見ればコスパの高い治療と言えます。
 

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