こんにちは、福岡県春日市の【春日THREE歯科・矯正歯科】スタッフです。
「顎が痛い」「口が開けにくい」「カクカク音がする」――これらは顎関節症(がくかんせつしょう)の代表的なサインです。本記事では、症状の目安から受診タイミング、歯科で行う保存療法、セルフケア、再発予防までをやさしく解説します。
この記事でわかること
顎関節症の主なサイン
「音」だけでも受診した方がよい?
子どもの顎から音がする場合
顎関節症が起こりやすい背景(リスク要因)
何科を受診すべき?――歯科でできること
治療の基本は「保存療法」
└ ① 生活指導・セルフケア
└ ② 顎のストレッチ・自己開口訓練
└ ③ スプリント(マウスピース)療法
└ ④ 薬物療法・物理療法(必要時)
└ ⑤ 矯正治療の位置づけ
再発予防のポイント
当院での取り組みとサポート体制
よくある質問(FAQ)
まとめ――顎の痛み・音・開けにくさは早めにご相談を
顎関節症の主なサイン
- 口の開閉で「カクッ」「パキッ」などの音がする
- 顎やこめかみ周囲の痛み・だるさ、咀嚼(そしゃく)時の不快感
- 口が開けにくい/途中で引っかかる感じがする
- 朝起きた時に顎がこわばる/歯ぎしり・食いしばりを指摘された
- 頭頸部のこり感、会話・食事で顎が疲れやすい
受診の目安:成人の最大開口量は約40mm前後が一つの目安(ご自身の指が縦に3〜4本分程度)。30mm程度以下しか開かない、痛みで開けられない、急に開きが悪くなった等があれば評価をご検討ください。
「音」だけでも受診した方がよい?
音のみで痛みや開けにくさがなく、生活に支障がない場合は自然に軽快することもあります。ただし、痛み・開口制限・音の頻度や大きさの増加があるときは、炎症や関節円板の障害が背景にある可能性があるため、歯科での評価をおすすめします。
子どもの顎から音がする場合
成長期には一時的に音が出ることもありますが、痛みや開閉の制限を伴う/頻繁に繰り返すときは、成長や噛み合わせへ影響する可能性があるため早めのチェックが安心です。当院は小児~成人まで家族で通院しやすい体制で、年齢に応じたアドバイスと経過観察をご提案します。
顎関節症が起こりやすい背景(リスク要因)
- ・歯ぎしり・食いしばり(睡眠時・日中の習癖)
- ・長時間の前傾姿勢・スマホ姿勢・うつ伏せ寝
- ・片側だけで噛む癖、硬い食品をよく噛む習慣、ガムの常用
- ・ストレス・緊張による咀嚼筋の過負荷
- ・外傷や過度な開口(大あくび、歯科治療時の開口保持 など)
- ・咬合(噛み合わせ)の不調和が機能に影響しているケース
※個人差が大きく、複合要因で生じることが少なくありません。
何科を受診すべき?――歯科でできること
顎関節症の多くは歯科での診断・保存療法が可能です。まずは問診・視診・触診、必要に応じてレントゲン撮影、咀嚼筋や開口量の評価等を行います。画像検査は目的に応じて使い分けます。
- 歯科用CT:骨の状態や関節形態の評価に有用(必要時に使用)
- MRI(医科連携):関節円板など軟部組織の評価に有用(必要時に医科で検討)
※すべての方に画像検査が必要とは限りません。症状・所見に応じて選択します。
治療の基本は「保存療法」
初期は非侵襲的=体に傷をつけない、やさしい治療法(生活習慣の改善やマウスピースの使用など)な方法を組み合わせ、痛みの軽減・機能回復・再発予防を目指します。
① 生活指導・セルフケア
- 過度な開口・硬い食品・片噛み・ガム常用を控える
- 姿勢・就寝姿勢の見直し(長時間のうつむき姿勢を減らす 等)
- 上下の歯を常に接触させない意識づけ
- 一時的に軟らかめの食事で負荷軽減、温罨法で筋のこわばりを緩和
② 顎のストレッチ・自己開口訓練
痛みが強い急性期を除き、無理のない範囲での開口訓練や姿勢・筋リラクゼーションを指導します。継続が大切です。
③ スプリント(マウスピース)療法
就寝時などに装着するスタビリゼーション型スプリントを中心に、咀嚼筋の負荷軽減や関節保護を図ります。適応・装着方法・期間は症状により個別に調整し、定期チェックでフィットや咬合接触を確認します。
※市販マウスピースの自己流使用は非推奨です(歯列や関節に負担となる場合があります)。
④ 薬物療法・物理療法(必要時)
炎症・疼痛が強い場合は医科と連携して鎮痛・消炎を図ることがあります。長期連用は避け、原因へのアプローチ(習癖是正・訓練)を併用します。
⑤ 矯正治療の位置づけ
顎関節症の初期治療はあくまで保存療法が基本です。咬合が機能へ明確に影響していると専門的に判断されるケースでは、総合的プランの一部として矯正治療を検討することがあります。
矯正治療は顎関節症の改善を保証するものではありません。費用・期間・想定される不快症状等は症例により異なります。詳細は院内でご説明します。
再発予防のポイント
- ・日中の食いしばりに気づいたら力を抜く(メモ・スマホ通知でリマインド)
- ・就寝前のリラックス習慣(入浴・ストレッチ・深呼吸など)
- ・デスクワーク姿勢の調整(モニター高さ、顎を突き出さない)
- ・定期的な噛みしめチェックとスプリントのメンテナンス
当院での取り組みとサポート体制
よくある質問(FAQ)
Q1.顎関節症は何科に行けばよいですか?
A.まず歯科の受診をおすすめします。顎関節は咬合や口腔習癖と関連が深く、歯科での診断・保存療法が基本です。必要に応じて口腔外科対応や医科連携(MRI等)をご案内します。
Q2.顎がカクカク鳴るだけで痛くありません。放置しても大丈夫?
A.自然に軽快する例もあります。ただし、痛み・開けにくさ・音の増加がある場合は受診をご検討ください。セルフケアや習慣の見直しで再発予防につながります。
Q3.治療期間はどれくらい?
A.症状や背景によって異なります。軽度であれば数週間~数か月の保存療法で改善が期待できることがあります。一定期間で変化が乏しい場合は、検査の見直しや他の選択肢を検討します。
Q4.子どもの顎から音がします。受診のタイミングは?
A.痛み・開けにくさ・繰り返す引っかかりがあれば受診を。成長や咬合へ影響する可能性があるため、早めの評価と経過観察が安心です。
Q5.矯正で顎関節症は治りますか?
A.矯正治療が顎関節症の改善を必ず保証するものではありません。咬合が機能へ明確に影響していると判断される場合に、総合計画の一部として検討されます。費用・期間・不快症状等は個別にご説明します。
まとめ――顎の痛み・音・開けにくさは早めにご相談を
顎関節症は保存療法とセルフケアを基本に、多くの方で改善が期待できます。一方で、痛み・開口制限・急な開けにくさは受診のサインです。春日市で顎関節症が気になる方は、春日THREE歯科・矯正歯科へご相談ください。症状・生活背景に合わせた個別プランで、無理のない改善と再発予防を一緒に目指します。
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